ビジネス短信
内閣府発表。街角景気の実感を示す現状判断指数は39.1(前月比9.9ポイント↓)悪化は1月以来3か月ぶりで緊急事態宣言が影響か。項目別で飲食関連は20.5ポイント↓、小売関連は13.1ポイント↓と大きく下落。内閣府は基調判断を持ち直しに弱さが見られるとし、3か月ぶりに下方修正した。
2021年1-3月期の最終損益は251億円の赤字。新規参入の携帯通信事業で、顧客獲得のための販促費や基地局設置の投資費用がかさんでいる。最終赤字は3四半期連続。発表後株価も3%ほど下落。
労働省発表。前年比+6.2%で市場予想を上回り、2010年以来の最大の伸びとなった。変動の大きい食品・エネルギー・流通マージンを除くコア指数は前年比+4.6%。
2021年1-3月期決算(前年比)売上高:156億1,300万ドル(13.4%↓)純利益:11億1,100万ドル(約2倍)調整後の1株利益は79セントと市場予想を上回る。新型コロナの影響でテーマパーク部門の売り上げが前年比43.9%↓。また動画配信サービスディズニープラスの会員数は1億360万人(9.2%↑)となったが市場予想を下回った為、株価は時間外で3%超の下落となった。
【ソフトバンクG】の21年3月期決算の純利益は4兆9,879億円と過去最高益。ビジョンファンドを通じた投資損益は7兆5,290億円の黒字を確保。世界的な株高を追い風に株式の評価益が膨らんだことが寄与した形となった。また売上高は5兆6,281億円(前年比+7.4%)携帯子会社のソフトバンクが好調だった。 【トヨタ自動車】の21年3月期決算の純利益は2兆2,452億円(前年比+10.3%)主力市場の米中の需要が回復。また売上高は27兆2,145億円(前年比ー8.9%)
4.2%の上昇(市場予想の3.6を上回る)で2008年9月以来の伸びとなった。経済停滞時の反動もあり、新型コロナワクチン接種の拡大や財政支援策を背景に、経済活動が進み物価を押し上げた。品目別ではガソリン+49.6%、中古車+21.0%、航空運賃+9.6%、宿泊費+8.1%。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は+3.0%と1996年1月以来の伸びとなった。
国家統計局によると、4月の消費者物価指数は前年同月比+0.9%と2ヵ月連続で上昇。原材料価格の高騰で家電やPCが値上がりした。一方食品においては前年同月比ー0.7%の下落。豚肉の価格が21.4%と大きく値下がりしたのが影響した。
ドイツ民間調査会社ZEW(欧州経済研究センター)発表の5月期待指数は 84.4(前月比+13.7)と2000年2月以来の高水準。バンバッハ所長は専門家は、今後6ヵ月での大幅な景気回復を見込み、ユーロ圏と米経済の見通しも著しく改善したと分析。
純利益は前年比85.7%増の4,803億円となり過去最高益を更新。巣ごもり需要を捉え家庭用ゲーム機「スイッチ」の販売が好調。ゲームソフト販売本数は2億3,088万本(前年比36.8%増)となった。
イングランド銀行は声明でワクチンが普及し経済活動の制限も緩和されてるとし、21年の実質成長見通しを従来の5%から7.25%に引き上げた。また現在の金融緩和策を据え置くことを決めた一方、コロナ危機で増額した国債の購入枠については買い入れペースを減速するとしている。
4月25日~5月1日の新規失業保険申請者数は49万8,000人と市場予想を下回る。一方失業保険の継続受給者総数は4月18日~24日において369万人と前週から3万7,000人増えた。