クリプト短信

2025年度|暗号資産まとめ速報 – サクッとクリプト!

ネム(XEM)の価格急騰・乱高下の理由

2024年7月2日、Binance Japanは、2024年9月18日をもってXEMの取扱いを廃止すると発表しました。この決定は、Binance Globalでの上場廃止を受けたもので、流動性や取引量などの基準を満たさなかったことが理由とされています。しかし、、、

ネムの関連プロジェクト「Symbol(XYM)」が新たなステーキングやエンタープライズ連携機能を拡張したという報道がありました。

それに伴い、旧チェーンであるXEMの取引も再注目されたと考えられます。

韓国市場の取引過熱
・特にBithumbやUpbitなど、韓国の取引所でXEMの急騰が見られました
・一部のインフルエンサーによるポジティブなSNS投稿も相まって、韓国国内で短期的なFOMO(乗り遅れ恐怖)による買いが殺到。

テクニカルな急騰(ショートカバー)
・Binanceなどの海外取引所ではXEMのショート(空売り)ポジションが一時的に積み上がっていたため、短期的な上昇でショートカバー(損切り買い戻し)が発生。
・これがさらに価格上昇を加速させる結果になりました。

ミーム化・仕手筋的な値動き
・2025年春以降、アルトコイン市場では低時価総額銘柄を使った短期的な投機が活発化しており、XEMもその波に乗った可能性があります。

取引停止情報
2025年7月28日にはGMOコインでの取引受付が終了。ネム(XEM)の他以下銘柄も同様
・ベーシックアテンショントークン(BAT)
・クアンタム(QTUM)
・エンジンコイン(ENJ)
・シンボル(XYM)
・モナコイン(MONA)

ビットコイン、2025年末に25万ドルの予想も

中国のAIスタートアップDeepSeekは、ビットコインの価格が2025年末までに25万ドルに達する可能性があると予測しています。この予測は、ビットコインの半減期や機関投資家の参入、マクロ経済の動向などを考慮したものです。

トム・リー(Fundstrat共同創業者)
ビットコインが2025年に25万ドルに達すると予測。米国の政治情勢の変化や政府によるビットコインの蓄積が主な要因とされています。

ティム・ドレイパー(ベンチャーキャピタリスト)
以前からビットコインが25万ドルに達すると予測しており、2025年までにその価格に到達する可能性があるとしています。

リー・ウォルド(Soul Strategies CEO)
ビットコインが2025年に25万ドルに達する可能性があると述べています。

上記のような専門家予測に加え、以下の要因も外せません。

機関投資家の参入
ブラックロックやフィデリティなどの大手金融機関がビットコイン関連の投資商品を提供し、機関投資家の参入が進んでいます。

規制の明確化
米国では、暗号資産に関する規制が明確化されつつあり、投資家の信頼感が高まっています。

供給の制限
ビットコインの供給は2100万枚に制限されており、2024年の半減期により新規発行量が減少しました。

統計データと市場動向

ビットコインの価格
2025年5月27日現在、ビットコインの価格は約108,332ドルです。

ビットコインETFの資産総額
2024年に承認されたスポットビットコインETFの資産総額は1,000億ドルを超え、金ETFの1,250億ドルに迫る勢いです。

国家によるビットコインの保有
米国は207,189BTCを保有しており、他にも中国や英国などが大量のビットコインを保有しています。

これらの情報を基に、ビットコインの価格が2025年末までに25万ドルに達する可能性は高いのかもしれません。

クリプト関連トピックス

国家ビットコイン準備金の設立を発表パキスタン

  • 発表日:2025年5月28日
  • 概要:パキスタン政府は、国家としてビットコインを保有する「国家ビットコイン準備金」を設立する計画を発表しました。また、2,000メガワットの電力をビットコインマイニングとAIデータセンターに割り当てる方針も示しています。

ビットコインによる政治献金を開始UK

  • 発表日:2025年5月29日
  • 概要:ナイジェル・ファラージ氏率いるReform UKは、英国の政党として初めてビットコインなどの暗号資産による政治献金の受け入れを開始しました。同党は、暗号資産のキャピタルゲイン税を24%から10%に引き下げる法案や、イングランド銀行にビットコイン準備金を設ける提案も行っています。

SECがBinanceに対する訴訟を取り下げUS

  • 発表日:2025年5月29日
  • 概要:米国証券取引委員会(SEC)は、2023年に提起したBinanceとその創業者であるチャンポン・ジャオ氏に対する訴訟を正式に取り下げました。これは、トランプ政権下での暗号資産に対する規制緩和の一環とされています。

401(k)プランでの暗号資産投資が可能にUS

  • 発表日:2025年5月29日
  • 概要:トランプ政権は、バイデン政権下で導入された401(k)プランでの暗号資産投資に対する慎重な姿勢を撤回しました。これにより、雇用主は退職金制度に暗号資産を組み込む選択肢が広がりました。

大手銀行が共同でステーブルコインを検討US

5月23日報道のこのニュースによると、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴなどの米国大手銀行が、共同でステーブルコインの発行を検討しているとのことです。この取り組みは、暗号資産業界との競争力を高めるためのものであり、現在は初期段階にあります。

また、2025年5月24日には、ウォール・ストリート・ジャーナルがこの件に関する詳細な報道を行っています。報道によれば、これらの銀行は、Zelleを運営するEarly Warning Servicesやリアルタイム決済ネットワークのThe Clearing Houseと連携し、米ドルに連動したステーブルコインの発行を検討しているとのことです。このステーブルコインは、既存の決済ネットワークを通じて運用され、より規制された安全なデジタル決済システムの確立を目指しています。

これらの報道は、暗号資産業界の最新動向を反映しており、今後の市場や規制の方向性を示唆しています。

2025年5月のビットコイン日足チャート(30日9時44分時点)

SUI|スケーラビリティとAI統合で注目

SUIは、高速かつ効率的な取引処理を可能にするブロックチェーンプラットフォームで、AIプロジェクトとの統合が進んでいます。2025年末には価格が3ドルに達するとの予測もあり、長期的な成長が期待されています。

2025年末には3.8~7ドル台まで価格上昇を予測する声もあるため、高いレンジで相場が動く可能性有り。

2025年6月3日時点のSUIチャート推移

主要暗号資産の価格一覧|2025年6月4日更新

銘柄現在価格(USD)24時間変動率備考
ビットコイン(BTC)$105,470+0.27%$106,000–$106,500が強いレジスタンスゾーン
イーサリアム(ETH)$2,616.50+0.11%$2,655が短期的な上値抵抗線
ソラナ(SOL)$155.34-1.54%価格はやや下落傾向
カルダノ(ADA)$0.7020-2.5%$0.72のサポートラインを下回る
ポリゴン(MATIC)$0.2512+0.5%予測価格範囲は$0.2477~$0.2542

ビットコイン(BTC)
価格は$105,470で推移しており、$106,000–$106,500のレジスタンスゾーンが意識されています。

イーサリアム(ETH)
価格は$2,616.50で、$2,655が短期的な上値抵抗線となっています。

ソラナ(SOL)
価格は$155.34で、やや下落傾向にあります。

カルダノ(ADA)
価格は$0.7020で、$0.72のサポートラインを下回っています。

ポリゴン(MATIC)
価格は$0.2512で、予測価格範囲は$0.2477~$0.2542とされています。

サークル・インターネット・グループが新規上場|2025年6月6日更新

ステーブルコイン「USDC」を発行するCircle Internet Financial社(通称:Circle)が2025年6月5日にニューヨーク証券取引所(NYSE)で上場しました。

IPOの詳細と初日の株価動向

  • IPO価格は1株あたり31ドルで、3,400万株を発行し、約11億ドルを調達。
  • 上場初日には株価が69ドルで取引を開始し、一時は103.75ドルまで上昇。終値は83.23ドルとなり、初値から約168%の上昇を記録。

この結果、Circleの時価総額は約183億ドルに達し、Coinbase以来最大の暗号資産関連の上場となりました。

USDC(USD Coin)とは
USDC(USD Coin)は、米ドルと1:1で価値が裏付けられたステーブルコインで、暗号資産市場における価格安定性を目的に設計されています。
Circleコインベース(Coinbase)と提携してUSDCを共同で運営しており、その透明性と資産の裏付けは、月次監査レポートや準備金の公開を通じて高い信頼性を維持しています。USDCはDeFi(分散型金融)やNFT取引、決済など様々なユースケースに利用されています。

Circleの上場経緯

SPACによる上場計画とその中止(2022年)
Circleは2021年にConcord Acquisition CorpとのSPAC(特別買収目的会社)合併を通じた上場を計画していましたが、規制上の課題や市場環境の変化により、2022年末にこの計画は中止されました。

IPO申請と上場(2024年〜2025年)
その後、Circleは2024年1月に米国証券取引委員会(SEC)に対してIPOのための登録申請を行い、2025年6月5日にニューヨーク証券取引所(NYSE)で「CRCL」のティッカーシンボルで上場を果たしました。

USDCの取引場所(日本国内・海外)

SBIホールディングス傘下の暗号資産取引所(SBI VCトレード)
2025年3月26日19時より、米ドル連動型ステーブルコイン「USDC(USD Coin)」の一般向け取扱いを開始しています。
※その他6月6日時点において、コインチェック(Coincheck)、ビットフライヤー(bitFlyer)、GMOコインでの取扱いは無し

Binance・Coinbase・Kraken・Bybit
これらの取引所では、USDCの現物取引やステーキング、DeFi連携など幅広く対応しています。利用には本人確認(KYC)や入出金手段(銀行振込、カード、他暗号資産)が必要です。

USDCの準備資産と信頼性(補足)

  • Circleは、USDCの裏付け資産として米国財務省短期証券や現金準備を組み合わせた形で保有しています。
  • 準備金はブラックロック(BlackRock)との提携により、USDC Reserve Fundとして運用されており、高い流動性と安全性が確保されています。
  • Circleは定期的に準備資産の監査報告を公表しており、透明性の面で高い評価を受けています。
2,025年6月6日時点USDCチャート

国内主要仮想通貨販売所 比較表|2025年度版

以下は、日本国内で取引可能な主要な仮想通貨販売所の比較表です。取扱銘柄数、手数料、特徴などをまとめました。ご自身の取引スタイルに合った販売所選びの参考にしてください。
(2025年5月時点の情報を元に作成)

販売所名取扱銘柄数販売所手数料取引所手数料最低取引金額特徴
GMOコイン26銘柄無料(スプレッドあり)Maker:-0.01%、
Taker:0.05%
0.0001 BTC入出金手数料無料、積立・ステーキング対応、取引ツールが充実
bitbank40銘柄無料(スプレッドあり)Maker:-0.02%、
Taker:0.12%
0.0001 BTCセキュリティ評価が高く、貸暗号資産サービスあり
BITPOINT28銘柄無料(スプレッドあり)無料0.00000001 BTC各種手数料が無料、ETHステーキング年率が国内No.1
SBI VCトレード38銘柄無料(スプレッドあり)Maker:-0.01%、
Taker:0.05%
0.00000001 BTC日本円・仮想通貨の入出金手数料が無料、少額取引が可能
Coincheck30銘柄無料(スプレッドあり)Maker:0%、
Taker:0%
500円相当額アプリダウンロード数国内No.1、積立・貸暗号資産サービスあり
OKCoinJapan42銘柄無料(スプレッドあり)Maker:0.02~0.07%、
Taker:0.06~0.14%
0.00005 BTC高利率のレンディングサービス「Flash Deals」あり、APIによる自動売買対応
bitFlyer37銘柄無料(スプレッドあり)約定数量 × 0.01~0.15%0.00000001 BTCビットコイン取引量8年連続国内No.1、セキュリティが充実
BitTrade41銘柄無料(スプレッドあり)Maker:0%、
Taker:0%
0.00001 BTC現物取扱銘柄数が業界トップクラス、IEOやレンディングサービスあり
Zaif24銘柄無料(スプレッドあり)Maker:0%、
Taker:0.1%
0.0001 BTCユニークな銘柄が豊富、メイカー注文の取引手数料が無料
LINE BITMAX7銘柄無料(スプレッドあり)取引所なし1円相当額LINEアプリ上で手軽に仮想通貨を購入可能、スマホUIがわかりやすい
Cointrade19銘柄無料(スプレッドあり)取引所なし0.00005 BTCジパングコインのレンディングが可能、ステーキングサービスあり

スプレッド
販売所での買値と売値の差。手数料が無料でもスプレッドが広い場合、実質的なコストが発生します。

取引所手数料
Maker(注文を板に出す側)とTaker(既存の注文を約定させる側)で手数料が異なる場合があります。

最低取引金額
取引を開始する際の最低金額。少額から始めたい方は要チェックです。

ビットコインは多くの販売所で主要な取引ペアの土台になる通貨とされており、最小注文単位をBTC基準で記載しています。

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