VIX指数(VIX Index, Volatility Index)は、米シカゴ・オプション取引所(CBOE)がS&P500種株価指数のオプション価格をもとに算出・公表している、今後30日間の市場の予想変動率(ボラティリティ)を示す指数です。
市場参加者のリスク認識や不安心理を反映し、数値が高いほど投資家が先行きに不安を感じていることを意味するため「恐怖指数(Fear Index)」とも呼ばれます。
通常は10~20程度で推移しますが、リーマンショック時には90近く、コロナショック時も80台まで上昇しました。VIX指数は株価下落局面で急上昇する傾向があり、マーケットのリスク管理や投資判断の重要な指標です。
よくある質問集まとめ
- QVIX指数は何を示す指標ですか?
- A
VIX指数は「恐怖指数」とも呼ばれ、S&P500オプションの価格から算出される市場の予想変動率を示します。市場参加者の不安や恐怖心の度合いを反映し、数値が高いほど市場のボラティリティ(価格変動の激しさ)が大きいことを意味します。
- QVIX指数が高騰すると投資家にどのような影響がありますか?
- A
VIX指数が上昇すると、投資家はリスク回避姿勢を強める傾向があり、株式市場から資金が流出しやすくなります。逆にVIXが低いと市場は安定していると判断され、リスク許容度が高まります。
- QVIX指数はどのように投資戦略に活用されますか?
- A
VIXは市場のセンチメントを把握する指標として、リスク管理やポートフォリオの調整に用いられます。例えば、VIXが急上昇した場合はヘッジの強化や現金比率の増加を検討する投資家が多いです。
- QVIX指数の数値はどの程度が正常範囲ですか?
- A
通常、VIXは10~20の範囲で推移します。20を超えると市場の不安が高まっているとされ、30以上は非常に高いボラティリティを示します。
- QVIX指数関連の金融商品にはどのようなものがありますか?
- A
VIX先物やVIX連動ETFなどがあり、これらを活用して市場のボラティリティに投資したり、リスクヘッジを行ったりすることが可能です。