お金の流れを管理し「家計簿」をつける事は大切です。家計簿は毎月の生活が身の丈以上になっていないか、将来何かあった時の備えや、資産形成に回すような貯蓄ができているかを確認させてくれるものです。
家計簿のつけ方
家計でも貸借対照表をつける
貸借対照表(B/S)とは
貸借対照表(一般的にバランスシートと呼びます)は、自分が持っている資産、抱えている借金(負債)、そして資産から借金(負債)を引いた純資産の額を出し、自分の財務状況を全て明らかにする表の事です。
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1資産
持っている資産の総額
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2負債
一般的に借金の額
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3純資産
資産から借金を引いた、本来持っている純資産額
家計簿(損益計算書)は「収入と支出」に対し貸借対照表は「純資産」が分かります。実際に純資産が分かると、家計が本質的にどれ程安定しているのか数値化したもので具体的に把握できます。例えばマイホームや車を売却してローン返済を行った時に、実際は手元にどれだけお金があるのかが分かります。
もし実際に純資産がマイナスになっている場合は、早急に家計の体質改善をする必要があります。その場合家計簿を見て収入と支出のバランスを見直すことはもちろんですが、大きく分けて2つの対応策があります。
純資産がマイナスに…
主な対応策
※借金を減らす事については多くの場合は現金を使って返済をしますので、現金資産も減りすぐには改善しにくい点があります。
- 貯蓄をする(資産を増やす)
- 資産運用をする(資産を増やす)
- 所持している不動産の価値を把握(資産価値が上がる場合がある)
- 最低でも年1回貸借対照表を作成し純資産の状況を把握し節約に取り組む(借金を減らす)
価格と価値を見極める
例えば、最新の家電の「価格」には変わりはありませんが、使用頻度やその人のスキル等によりその「価値」は全く異なるものとなります。ウェブ検索や多少のメールチェック程度で使うPCであれば「価格」が安いものであっても十分な「価値」を見出します。一方頻繁に使用したり、画像加工等重負荷処理を行う人にとっては、「価格」が安いからといって機能が不十分なPCだと「価値」が低いものとなってしまいます。この場合は「価格」が高くスペックの高いPCに「価値」が見出されます。
しかしいくら質の高い生活を送るために高級車を購入したとしても、貸借対照表を作成したときにバランスが悪かったり、純資産がマイナスになるような事であってはそこに「価格」に見合った「価値」は得られません。
住居費や車など大きな買い物も貸借対照表によって導かれるバランスによって適正に判断することが出来ます。貸借対照表は家計を客観的に導くことが出来るのです。
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